前回のおさらい
前回の記事では、ネットワークビジネス参画から初日の活動に関して詳しくお話ししました。
前回の記事を読まれていない方 → ネットワークビジネス2日目
前回の内容はざっくりこんな感じです。
- 1人目(親友)と会う
- 2人目(友人)と会う
- Y氏からアドバイスをもらう
ネットワークビジネス3日目
いきなりですが、『ABC』を最大限に活用できていますか?
ネットワークビジネスで稼げていない人の大半が、ABCをうまく活用できていません。
前回の記事でもお伝えしましたが、あなたからビジネスの内容を伝えるのは論外です。
逆に、稼いでいる人はABCをうまく活用できているということです。
かなり大事な内容になっているので、集中して読んでください!!!
ABCとは
ABCとは、『Aさん』『Bさん』『Cさん』の3人で行われる『話し合いの場』のこと。
『Bさん』が『Cさん』に伝えたいことを『Aさん』に代弁してもらうことが目的です。
Aさん(アドバイザー) : Bさんの代わりにCさんに声を入れる役割(アップの人)
Bさん(ブリッジ) : AさんとCさんをつなぐ役割(あなた)
Cさん(カスタマー,クライアント) : 悩みを相談する人/話を聞く人(あなたの友人)
この中で、最も重要な役割はどれでしょうか?
こんな勘違いをしている人がかなりいます。
- AさんがすごければすごいほどCさんに声が入るでしょ!
- Cさんの悩みの大きさや本気度が一番大事でしょ!
確かにこれらの要素はあればあるほどいいですが、
ABCで最も重要な役割を担っているのはBさん(あなた)です。
『Bさんの動き方でABCの結果が決まる』と言っても過言ではありません。
では、Bさんとしての役割をどのように果たせば良いかを、
僕のネットワークビジネス3日目のストーリーと一緒に説明していきますね!
ABCの前準備
3日目の朝を迎えると、Y氏からこのような連絡がきていました。
「今日会う友人の情報がほしい」
必要な情報は以下のとおりです。(わかる範囲で記載するだけでOK!)
①名前
②年齢
③性別
④仕事
⑤住んでいる場所
⑥あなたとの関係性
⑦恋人の有無
⑧悩み/将来の夢
⑨ビジネス,投資経験の有無
⑩どのように伝えているか
①~⑤は基本的な情報なので説明はいらないと思うので、⑥~⑩の重要性について説明していきます。
【あなたとの関係性】
あなたとの関係性は5つのランクに分類されます。
- Aランク(親友) … 学生時代から仲が良く、今でも頻繁に連絡を取ったり遊んだりする。
- Bランク(友人) … 学生時代は仲が良かったが、今はたまに連絡を取ったり遊んだりする程度。
- Cランク(知人) … 学生時代にみんなで遊んでいたが二人で遊んだことはない。今は連絡を取ることもない。
- Dランク(他人) … 学生時代に同じクラスだったが用事がない限り話すことはない。連絡を取ったこともない。
最近知り合った人。
この辺の感覚は人それぞれなので「絶対このとおりにやりなさい!」とも言えないですが、大体こんな感じでOKです。
では、なぜこのランク分けが重要なのかを説明します。
それはAさんのCさんに対するアプローチ方法が変わるからです。
関係値が深いほど慎重にアプローチをしていった方がいいと思いますし、
逆に、関係値が浅いほどサクッと終わらせた方がいいと思います。
(決して、関係値が浅い人を雑に扱っているわけではありません。)
Bさん(あなた)とCさんの関係値が深いほど、CさんがAさんを信用するまでに時間はかかりません。
しかし、Bさん(あなた)とCさんの関係値が浅いと、CさんがAさんを信用するまでに時間がかかります。
「信用するまでが早いなら、すぐに提案してもいいんじゃないの?」
「信用するまでに時間がかあるからこそ、時間をかけるべきなのでは?」
最初は僕もそのように考えていましたが、結果は違いました。
CさんがAさんを信用すると、何度も会ってくれる可能性が高くなります。
そのため、時間をかけて精度を上げるべきなんです。
逆に、CさんがAさんを信用するまでに時間がかかると、2回目がないなんてことはザラにあります。
せっかく頑張ってAさんにつないだのに、2回目がなくて提案できないなんてもったいないですよね、、、
なので僕は、Aランクには3回目、Bランクには2回目、C,Dランクには1回目でプレゼンテーションを行っていました。
これは今のあなたではなくAさんが知っておくべきことなのですが、
Aさんの中にもこの事実に気づけていない人は多いです。
そればかりか、どんな時でも自分の流れを押し通す(臨機応変に対応できない)Aさんもいます。
でも、この事実を知ったあなたは対策を打つことができます。
「今回の友人は〇ランクなので、〇回に分けてアプローチしていきたいと考えています。」
とAさんに伝えてみてください!
【恋人の有無】
「こんなことまで!?」と思った方も多いと思いますが、結構重要です。
ネットワークビジネス誘われた人の多くは周りの人に相談します。
本人にはやる気があったとしても、周りから批判されることで諦めてしまう人がかなり多いです。
ここで、夢泥棒ランキングを発表しますね!
1位 恋人
2位 友人
3位 家族
栄えある第1位は『恋人』なんです!
このランキングを見れば、恋人の有無を把握しておくことの重要性がわかりますよね?
もし、友人や家族から批判されたとしても、自分のやりたいことを優先できる人はそれなりにいます。
しかし、恋人に批判されたときはそうではありません。
僕のプレゼンを聞いてやる気満々で帰っていったにもかかわらず、
「恋人に否定されたのでやっぱりやめておきます、、、」と言ってきた人は数え切れません。
確かに恋人は大切です。
でも、あなたがネットワークビジネスを始めようと思ったのは、以下のような理由もあるのではないでしょうか。
- 経済的な余裕を身に着け、恋人と幸せになりたい
- 自由なライフスタイルを手に入れ、恋人との時間を大切にしたい
『恋人を幸せにするため』という目標を恋人に奪われるのは本末転倒ですよね。
ここでこのように考える人もいるはずです。
「その大切な恋人がやめてと言ってるんだから、やめる選択が正しいだろ!」
確かに、その考えは間違っているとは言えません。
むしろ、そう考えるのであればそれが正しいです。
少し厳しいことを言いますね。
あなたが男性なら、
一生、彼女と割り勘するようなかっこ悪い男性で居続けてください。
買ってあげたいものも買ってあげられない男性で居続けてください。
あなたが女性なら、
これからも、自分よりもちょっとばかし収入があるだけの彼氏に偉そうな態度を取られ続けてください。
言いたいことも言えず、「誰のおかげで生活できてるんだ!」と言われ続けてください。
残念ながら、これが現実なんです。
チャレンジする理由の一つに『恋人との幸せ』があるならば、恋人を理由に諦めないでください。
たいていのことはあなたが稼げば解決します。
いくつか例を挙げます。
「パチンコなんて馬鹿なことやめて!」と言う彼女がいるとします。
たまたまパチンコで20万円勝ちました。
彼女はなんと言うでしょうか。
「投資なんて危ないことするのやめて!」と言う彼女がいるとします。
たまたま持っていた仮想通貨が化けて100万円になりました。
彼女はなんと言うでしょうか。
「焼肉奢って!」「ブランドバッグ買って!」「旅行に連れて行って!」
となるのではないでしょうか。
「キャバ嬢なんて恥ずかしいことやめろ!」と言う彼氏がいるとします。
努力して有名キャバ嬢になりました。
彼氏はなんと言うでしょうか。
「インフルエンサーなんて夢見るな!」と言う彼氏がいるとします。
投稿がバズって知名度が上がりました。
彼氏はなんと言うでしょうか。
「時計買って!」「ブランド財布買って」と言ってきたり、
初めは否定していたのにもかかわらず、
「あいつ俺の彼女!」と周りに自慢しているのではないでしょうか。
では、ネットワークビジネスで例えますね。
「ネットワークビジネスなんて情弱ビジネスやめろ!」と言う恋人がいます。
働かなくても月収100万円を切らない生活が手に入るどころか、
人脈を活用してさまざまな事業で成功しました。
恋人はなんと言うでしょうか。
そうです、いくつか挙げた例と同じ反応になるはずです。
すべてがこの限りではないことも確かです。
しかし、繰り返しになりますがたいていのことはあなたが稼げば解決します。
恋人の有無を把握しておくことで、Aさんが釘刺ししてくれます。
「恋人を理由に諦めるのは本末転倒だよ!」と。
【悩み/将来の夢】
これはネットワークビジネスを始める理由に大きく関わってくる部分です。
誰がどう考えても大事なことはわかると思うので、そんなに詳しく話さなくてもいいですよね!
ネットワークビジネスを始めることでCさんの悩みが解決されたり、将来の夢の達成に近づくのであれば、
Cさんがネットワークビジネスへの参画を決意する可能性は一気に上がります。
これはABCを組む前に入手しておきたい情報です。
「でも、どうやって情報を聞き出せばいいかわからない、、、」
という方も多いと思います。
聞き出し方については、別の記事に詳しく書いていこうと思っているので、
ぜひ他の記事も読んでみてください!
【ビジネス,投資経験の有無】
この情報は結構重要です。
ネットワークビジネスを始めるときに大きな障壁となるのが、
ビジネスや投資など、『お金を稼ぐ』ということに対する偏見です。
『お金を稼ぐことは悪だ!』と思っている人は意外と多いです。
しかし、これは日本人の特徴の一つなのかもしれません。
学校の先生からは勉強することを強制され、親からは一流企業に就職することを勧められます。
実は僕自身もその一人でした。
親からは「勉強して大手企業に就職することこそが正義だ!」と教わってきました。
無事に大手営業会社に就職したとき、僕の親はこれ以上ないくらいに喜んでいましたし、
僕自身も最大の親孝行ができたと思っていました。
(そんな僕が4か月で会社を辞める決断をしたときは、「お前とは縁を切る。」と言われたほどでした、、、)
学校の先生や親の教育が『お金を稼ぐこと=悪』というイメージを植え付けているのだと思います。
また、ほとんどの人は会社員として時間を切り売りしてお金を稼ぐという働き方しか知りません。
そのため、そのままの頭でビジネスに参画したとしても、
最低保証のない(時給制でない)働き方は長続きしません。
なので、まずは『お金を稼ぐこと=悪』というイメージを払拭することから始めなければいけません。
逆にビジネスや投資の経験があれば話は早いです。
稼ぐまでの過程の中には、時間と収入が比例しない(収入が0)時期があること、
その時期が最も大切なこと、その最も大変な時期が一番最初に立ちはだかっていることを知っているからです。
ビジネスや投資経験がない人の中には、「そんなことわかってますけど?」と思っている方もいると思いますが、
これは理屈ではなく、経験者にしかわからない部分です。
いざ個人の稼ぎ方にチャレンジしたとしても、たいていの人はその厳しさから逃げ出してしまいます。
想像の10倍は厳しいことを頭に入れてから行動すべきです。
【どのように伝えているか】
この項目には2つの意味合いが含まれます。
- CさんにAさんのことをどのように伝えているか
- Cさんはビジネスの内容を聞きに来るのか
まず、『CさんにAさんのことをどのように伝えているか』の重要性について説明します。
どのようなABCにも必ず目的が存在します。
目的が存在するということは、ABCの着地を決めておく必要があるということです。
例えば、Aさんのことを、
『元々会社員として営業マンやっていて、今は個人で営業マンをやっている人』と伝えているとしましょう。
Cさんが話を聞きに来る目的としては、
- 売れる営業マンになるために何をしてきたかを教えてほしい
- 今勤めている会社での、営業マンとしての悩みを解決したい
- いずれ個人の営業マンとして働いていくための方法を知りたい
などがあると思います。
Aさんは、CさんがABCに来た『真の目的』を探りながら、的確なアプローチをすることができます。
逆に、Aさんに『どのように伝えているか』を伝えていなかった場合、どうなってしまうでしょうか。
- 急にビジネスの話をしてしまう
- 営業の話ではなく、自己投資(美容や投資)の重要性について話をしてしまう
- まったく為にならない話を延々としてしまう(遅刻しすぎてクビになったから個人で働き始めた。など)
はっきり言いますが、あなたが思っている以上にAさんはポンコツです。
9割以上のAさんが『名ばかりビジネスマン』だと思ってください。
- テンプレートに沿った話し方しかできない
- 臨機応変な対応が必要になると焦り散らかしてしまう
- ダサい過去を武勇伝のように話してしまう(社会不適合者の俺(私)かっこいい状態)
あなたの頭の中でも1人くらいは想像できたのではないでしょうか。
あなたが頑張って連れてきた友人をそんな人に任せたいですか?
ネットワークビジネスを始める人の多くは、年齢も若く『営業力』なんてありません。
なので、あなた(Bさん)がAさんに事前に情報を伝えておく必要があります。
そうすることで、目的(着地)のしっかりしたABCとなる可能性はグンと上がります。
次に、『Cさんはビジネスの内容を聞きに来るのか』の重要性について説明します。
これは単純に法律的な問題です。
ネットワークビジネスで活動していくうえで、必ず知っておかなければいけない法律のなかに、
『特定商取引法』というものがあります。
※内容を知らない方はかなり危険です。
消費者庁のホームページを張り付けておきますので、絶対に理解を深めてください。
特定商取引法 | 消費者庁
この法律の一部には、
『勧誘するときは事前に「ビジネスの話をするよ~。」と伝えておいてくださいね。』というルールがあります。
つまり、ABCでビジネスの話をするときは、
Cさんは『ビジネスの話を聞きに行く』ということを知っておかなければいけません。
いくつかNGの例をあげます。
- 友人にはご飯を食べに行く約束しかしていないのに、Aさんがたまたまを装って登場し勧誘行為を始める
- 組織開催の飲み会に誘い出し、その場で勧誘行為を始める
- Aさんに事前情報を伝え忘れた結果、急に勧誘行為を始める
(Aさんは、Cさんがビジネスの話を聞きに来たと思っている)
もっとも多いのは最後の『Aさんに事前情報を伝え忘れた結果、急に勧誘行為を始める』です。
これはあなたの小さなミスによって、かなりの大ごとになる可能性があります。
(最悪、Aさんが捕まったり、組織が営業停止処分を受けたりします。)
あとの2つは論外なので、わざわざ説明はしなくてもわかりますよね。
なので、Aさんには必ず『Cさんはビジネスの内容を聞きに来るのか』を伝えておいてください。
最後に
すみません、今回は体験談というより、
ネットワークビジネスで活動していくうえで大事なことのまとめで終わってしまいました、、、
少し退屈な記事になってしまったかもしれませんが、かなり重要なことを書いたつもりです。
しっかり頭に入れて活動し、『名ばかりビジネスマン』卒業しちゃってください!
次回は再び僕自身の体験談をもとに、ネットワークビジネス3日目の活動について書いていこうと思います!
ではまた次回の記事でお会いしましょう!!
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